2010年08月17日

【2006/7/25 琉球新報】『「達成感」に笑顔』

【2006/7/25 琉球新報】『「達成感」に笑顔』

【記事参照】

『「達成感」に笑顔』 銘苅小6年生 塩販売を体験

 那覇市立銘苅小学校(上地幸市校長)の六年生69人が体験学習で19日、那覇市おもろまちのサンエー那覇メインプレイスで販売学習を行った。児童は塩の販売を通して商売の楽しさや難しさなど、働くことについて学んだ。
 実習は経済産業省の委託事業「地域自律・民間活用型キャリア教育プロジェクト」の一環。仮の会社「銘苅っ子ソルト」を設立し、組織づくりから子どもたちが取り組んだ。レイアウト、呼び込み、宣伝、会計など七つの課を設置し、それぞれに課長を置いた。
 社長は立候補した大城亮君(11)、棚原大智君(11)、高安利光君(11)、安里隆佑君(11)の四人体制。三人の教諭が相談役となった。
 児童は六月に国頭村で塩作りを体験。塩の仕入れから、パッケージ作りなど準備を進めてきた。金額設定では意見が折り合わずもめたことも。社長は社員の意見を集め、社長会議で最終決定した。四人の社長は「コミュニケーションが大事」と実感した。
 販売開始前には「いらっしゃいませ」「お待たせ致しました」などのあいさつを全員で大声で練習。イベント課がエイサーやパラパラダンスで客目を引き、試食課が試食を勧めるなど、各人が責任を持って役目を果たしていた。丁寧に商品説明をしていた接客課の濱田絵莉さん(12)は「お客さんに商品を手にしてもらう難しさを学んだ。実際に買ってもらうと、達成感がすごくあってうれしい」と笑顔で話した。
 収益はアジアの恵まれない子どもたちへ寄付される。



 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。