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2010年08月17日

【2006/7/25 琉球新報 】『職業観育てる授業へ』

【2006/7/25 琉球新報 】『職業観育てる授業へ』

《記載内容》

『職業観育てる授業へ』 来月から那覇・名護で実施
 子どもたちの職業観育成を目指した経済産業省の「地域自律・民間活用型キャリア教育」の授業が九月から、那覇市と名護市の小中高校のモデル校で始まる。小学生を対象にした那覇市での取り組みは、伝統工芸品を題材に仕入れから販売まで学ぶ内容となっている。儀実史君は「作戦を練るのが面白かった。またやりたい」と話した。

「物作りや金融など学習」

 名護市内の小中高校生を対象にした「やんばる夢発見プロジェクト」は、国内唯一の「金融特区」に指定された同市の地域性を生かし、体系的な金融教育を行う。カリキュラム作成など授業開始に向けた準備作業が既に始まっている。
 定職に就かない「フリーター」や学校に行かず、仕事もしない「ニート」と呼ばれる若者の増加などが社会問題になっていることから、子どもたちに働くことの意義や面白さについて知ってもらい、将来の仕事について考えてもらうことなどが目的。モデル校での取り組みを足掛かりに、地域に密着した体系的、効果的、持続的な職業教育の定着を目指している。
 那覇市内の小学校三校の五、六年生約250人を対象にした事業は、有限会社オーシャン・トゥエンティワンが委託を受けた。伝統工芸品を取り上げ、物づくりや流通の現場を体験、ビジネスに必要な幅広い視点や知識、コミュニケーション技術などを学ぶ、社会に適応できる人材の育成を図る。併せて伝統工芸の後継者育成も目指す。カリキュラム作成に向けた「勉強会」が三日から三日間の日程で那覇市の沖縄産業支援センターで始まり、モデル校の教師た約20人が参加した。
 名護市の事業はNPO法人金融知力普及協会が実施する。小学校五校、中学校二校、高校一校の約800人が対象。体系的な金融教育を授業に取り入れ、お金の役割と必要性、生活や仕事との関係などを学ぶ。自分の人生設計を作成し、経済環境び変化によって、設計変更を追られた場合を想定した対応方法を考える取り組みもある。
 事業は三年間の予定。全国で81件の応募があり、県内の2件を含む25件が採択された。沖縄総合事務局の安里地域経済課長は「小さいころから職業観を身に付け、沖縄の経済を支え、元気にしてくれる人材が成長してほしい」と話した。



 
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